会場に入ると右手にホールに入る階段がありますが(写真2)我々車いす利用者は会場入り口左の大きな扉を通り、そのまま1階席に移動できます。ただしサイン会やCD販売の場所には、階段横のスロープも用意されていました。(写真3)

人としての楽しみの「バリアフリー化」の実現も待ち望まれます。広島新球場が出来上がったら、いち早く行きチェックしたいものです。っていうか、できる前に様々な障害の方にバリアフリーチェックしてもらったら素晴らしいものができると思いますが、いかがでしょうか。

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写真1

写真3

114日(祝日)、広島市ボランティア情報センターの利用者連絡協議会加盟団体にと、広島ホームテレビよりコンサートの招待券をいただき、加盟団体である当会も行って参りました。場所は、ウェルシティ(旧広島厚生年金会館)で、井上道義が指揮する金沢アンサンブルのニューイヤーコンサートです。ゲストが今をときめくソプラノ歌手森麻季ときたら、これは行くしかない!!ということで当会の皆様に募集を募ったところ、会員・賛助会員や家族11名の参加となりました。(写真1)


そういえば、以前東京で劇団四季の「ライオンキング」を車いすで鑑賞した際、車いす席より上の席の子ども達が私の頭が邪魔して見えないと、親たちがこぞって劇団四季のスタッフにクレームを言いに行きました。その時の劇団四季の対応はすばらしかった!子ども達にシートの上に様々な高さのクッションを配り、それを利用して鑑賞させたのです。決して私に移動しろとか言うでもなく、です。すごく気持ちよく、また楽しく鑑賞できたのを思い出します。

写真4

写真2

映画館や球場、またこうゆうコンサートに行く場合も、我々車椅子利用者は席を選ぶことができません。アメリカではADA法のため、たとえばマリナーズ球場で観戦する場合、車いす利用者の視界と健常者の視界はほぼ平等に保障されているとか?

今まで様々なコンサートホールに行っていますが、大体1階コンサートホールの通路両サイド1箇所づつに「車いす席」というシートをくりぬいた「スペース」が用意されています。そこに車いすと介助者には折りたたみ椅子のようなもの簡易な椅子を臨時に置いてくれます。(折りたたみ椅子でも、もちろん二人分S席のお金を支払います)


しかしここウェルシティには「車いす席」が1箇所しかなく、今回のように大勢の車いす利用者がいる場合、このように一般の椅子を跳ね上げたところに着岸するしかありません。(写真4)