第19回

その廊下を進み大きな扉を開けると、そこからは自立訓練施設です。この施設に入って左手には入所訓練されている皆さんが集える憩いのスペースも確保された食堂がありました。(写真5
また訓練施設の廊下を進むと、全介助の方でも寝たまま楽に入浴できるお風呂場(写真6
IT訓練室(写真7
、そして自立生活活動訓練室もあります。(写真89

キッチンや洗濯機、お風呂場、トイレなど1人暮らしの部屋を再現し、ここで3ヶ月自立生活を目指した訓練を行うそうです。上階は入所者の個室となっており、プライベートエリアとのことで撮影はやはり無理とのことで断念しました。

200841日、広島市安佐南区に広島市総合リハビリテーションセンターが設立されました。このセンターは、生活習慣病に起因する脳血管障害などの疾病や脊髄損傷など中途障害者のリハビリテーションニーズ等に対応するため、相談・評価から、医療・訓練、就労援助までの総合的なリハビリテーションサービスを提供し、社会復帰を促進することを目的としています。

写真5

中央のゆったりしたロビーの廊下を進むと、まず車いすユーザーが使いやすそうな最新型キャッシュコーナーです。(写真1)


その隣にはコンビニもありました。(写真2


さらに進み右折する角には、様々なタイプの車いす展示コーナーがありました。(写真3


次に理学療法室・作業療法室です。ここでは撮影時に利用者さんが訓練されておられたので、写真撮影は駄目とのことで看板のみです。(写真4

写真1

以前は東区光町にあった身体障害者更生相談所(総合相談部門)もこのセンターに移転、それに加えリハビリテーション病院100床、自立訓練施設(機能訓練)60人(うち施設入所支援50人)、短期入所5人もあります。自立訓練施設では、障害の克服、社会的自立促進のための日常生活活動訓練、IT訓練、歩行訓練、就労適応訓練などの実施やコミュニケーション手段の習得、余暇活動技術の習得などによる生活スタイルの再構築を行います。(広島市HPより一部抜粋)

この自立生活活動訓練室に備えてある家電、キッチン、トイレにお風呂など、全て最新のものが用意させていました。でも、いざ本当に一人暮らしをしようとなると、これほどの設備を自ら用意できるのが果たして可能か?と正直思ってしまいました。

今回は時間が限られ早足でのレポートで、薄い内容で残念です。でも、とにもかくにも、広島市の障害者にとっては待望の総合リハビリセンター!特にこの自立訓練活動施設は中途障害者にとって様々な社会復帰に向けた訓練ができ、大きな社会資源の一つとして期待しています。

しかし・・・ここに気軽に行くにはあまりに遠い。ノンステップバスも運行しているようですが、車いすの申請に行くにも広島市内中心部から半日?いや一日仕事になりそうです。

←写真9

写真2

写真3

まずセンターに入ってびっくりしたのは、とにかく広い!!綺麗!!(新しいから当たり前?)明るいことです。これでは迷子になりそうなので、設立準備時から勤務されている先輩の社会福祉士を受付で呼んでいただき、自立訓練施設のみご案内いただきました。

▲トップへ     ▲ちょこユニへ

写真8

今年2月から6月に当会が主催した「重度難病患者のための社会生活力を高める講座」に一般参加された参加者のお1人が自立訓練をされているとのことで、見学方々陣中見舞いに行って参りました。

写真7

写真6

写真4