2015712日(日)、広島市南区地域福祉センター4階大会議室にて「第11回定例総会及び2015年医療講演会」を開催しました。

まず12時より、「第11回定例総会」が始まりました。山口支部の平岡支部長より、2014年度の行事報告(案)及び決算報告(案)を、次に2015年度の行事計画(案)と会計予算(案)、役員(案)について報告し、すべて承認され第11回定例総会は終了しました。(写真1→)

総会終了後15分の休憩をはさんだ後、13時から「2015年医療講演会」が始まりました。今年も当会名誉顧問でもあり、国立精神・神経医療研究センター病院名誉院長である埜中征哉先生が座長になってくださいました。(写真2←)

講演Tとして神戸大学大学院 医学研究科 神経内科学/分子脳科学教授 戸田達史先生に、「福山型筋ジストロフィーと最新治療研究開発」と題しご講演をいただきました。「福山型筋ジストロフィーは日本人が一番多く、だからこそ日本人の医師が根治療法を開発する使命がある」とおっしゃった戸田先生の言葉がとても印象的でした。(写真3→)

その後、15分休憩はさみ講演Uが始まりました。刀根山病院 神経内科部長 松村剛先生に、「知っておきたい筋強直性ジストロフィー@広島」と題しご講演をいただきました。(写真4→)

筋強直性ジストロフィーは当会会員にも多い病名ですが、当事者がきちんと患者登録をすることにより、製薬会社も国も希少難病患者への治療薬開発に取り組むと言われていました。ちなみに広島県の人口割合からすると、筋強直性ジストロフィー患者さんは県内に200人はおられるそうです。

講演T・Uが終わり、埜中先生を座長に、本日講演くださった戸田先生、松村先生両講師に加え、当会顧問で今年4月から岡山県倉敷市に片山内科クリニックを開院された片山禎夫先生、広島西医療センター神経内科診療部長の渡辺千種先生、呉医療センター神経内科の倉重毅志先生、うねだや社会保険労務士事務所の畝田谷栄子先生を囲み、質疑応答を交えた会員交流会が行われました。(写真5←)

また今年も協賛企業として、フィリップス・レスピロニクス合同会社さん、 COVIDIENさん、山脇酸素さんの3社が呼吸機器やカタログを展示提供いただき、展示品の回りは参加者で賑わっていました。

当日遠くは三重県、福岡県、兵庫県、愛媛県、山口県の会員・賛助会員の参加や、 一般申し込みとして県内外からのPTや看護師や保健師などの参加もあり、80名余りの参加者をいただき盛会のうち無事に終了しました。

当会は10周年の節目を超えて11年目の活動を迎えることができました。

会員一人一人のみなさんが主役の会です。これからも繋がり合い、支え合いながら、活動を続けていきたいと思っています。10年に向かって、ホップ・ステップ・オリーブ!

 

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