2016年7月3日(日)、広島市南区地域福祉センター4階大会議室にて「第12回定例総会及び2016年医療講演会」を開催しました。
12時30分より、「第12回定例総会」が始まりました。まず難病対策センターの事務局長でもあり、広島大学病院の神経内科医師の越智先生にご祝辞をいただきました。(←写真1)
その後、山口支部の平岡支部長より2015年度の行事報告(案)及び決算報告(案)を、次に2016年度の行事計画(案)と会計予算(案)、役員(案)について報告し、すべて承認され第12回定例総会は終了しました。(写真2→)
総会終了後15分の休憩をはさみ、13時30分から「2016年医療講演会」が始まりました。
今年も当会名誉顧問で国立精神神経センター病院名誉院長である埜中先生が座長になってくださいました。(写真3→)講演Ⅰでは、東埼玉病院院長の川井充先生に、「筋ジストロフィー医療のこれから」と題し講演をいただきました。(写真4↓) 呼吸リハビリの話しや指定難病の話に至るまで、私たちにも分かりやすくお話しくださいました。
その後、15分休憩はさみ講演Ⅱが始まりました。広島県健康福祉局健康対策課疾病対策グループ主幹豊田浩二氏に、「広島県における難病患者等への支援施策について」と題し講演をいただきました。(写真5→)
2015年1月1日に施行された難病法により、医療費助成に加え障害福祉サービスも利用できるようになりました。広島県における難病患者への支援施策について、分かりやすくお話しいただきました。
講演Ⅰ・Ⅱが終わり埜中先生を座長に、本日講演くださった川井先生、豊田主幹に加え、当会を発会くださった医師で、当会顧問の片山内科クリニッ院長の片山禎夫先生、広島西医療センター神経内科診療部長の渡辺千種先生、呉医療センター神経内科の倉重毅志先生、広島大学病院の越智先生を囲み、質疑応答を交えた会員交流会が行われました。(↓写真6)
交流会終了後は山口支部の弘中事務局長から閉会挨拶がありました。(写真7↓)
今年も協賛企業として、フィリップス・レスピロニクス合同会社さん、
COVIDIENさん、山脇酸素さんの3社が呼吸機器やカタログを展示提供いただき、展示品の回りは参加者で賑わっていました。また、広島市社会福祉協議会からのボランティアさん2名、広島大学医学部ボランティアサークルmichより3名、広島国際大学看護学部より4名の学生さんもお手伝いに駆けつけていただき、大変助かりました。
当日遠くは長野県、三重県、福岡県、愛媛県、山口県から会員・賛助会員の参加や、
一般申し込みでは県内外からのPT、訪問看護ステーションの看護師、障害者相談支援センター所長など多職種の方々の参加をいただき、90名余りの参加者のなか盛会のうち無事に終了しました。
私たちの願いはただ一つです。「根治治療法」が開発される日が近いことを信じ、皆が会の活動を通して繋がり合いながら、前向きに日々を歩んでいきたいと思っています。今年度もよろしくお願いいたします。